「インビザラインって、痛いって聞くけど、実際どれくらい痛いの?」「矯正中の痛みって我慢できるレベルなの?それとも耐えられないほど?」
透明で目立たないマウスピース矯正として人気のインビザライン。しかし、始めるにあたって痛みが気になる方も多いのではないでしょうか。矯正中の痛みへの不安は、治療をためらう大きな要因にもなりかねません。
この記事では、青森県五所川原市の小林歯科医院が、インビザラインの痛みについて徹底解説!痛みの程度や期間、原因別の対処法、そして痛み止めガイドまで、気になる疑問を解消します。
450症例以上の治療経験と、インビザライン認定クリニカルスピーカーとの連携に基づいた確かな情報で、安心してインビザライン治療を始められるようサポートします。
目次
▼インビザラインの痛みは我慢できる?痛みの程度を解説

「インビザラインって痛いって聞くけど、実際どれくらい痛いの?」と不安に思っている方もいるかもしれません。インビザライン治療中の痛みは、ワイヤー矯正に比べて軽度であることが多いです。
多くの方は「違和感がある」「圧迫されるような感じ」と表現し、痛みが強くて眠れない、日常生活に支障が出るといったことはほとんどありません。このセクションでは、痛みレベルを段階別に紹介していきます。
◎痛みレベルを段階別に紹介!
インビザラインの痛みは個人差がありますが、一般的には以下のように段階分けできます。
レベル |
痛みの程度 |
症状 |
レベル1 |
ほぼ痛みなし |
マウスピース装着による違和感や圧迫感のみ。日常生活に支障はなし。 |
レベル2 |
軽い痛み |
歯磨きや食事中に軽い痛みを感じる。痛み止めは不要。 |
レベル3 |
中程度の痛み |
食事がしづらい、頭痛がするなど、日常生活に多少の支障が出る場合も。市販の痛み止めを使用することで軽減可能。 |
レベル4 |
強い痛み |
日常生活に大きな支障が出るほどの強い痛み。クリニックに相談が必要な場合も。 |
ほとんどの場合、レベル1〜3の範囲内におさまることが多いでしょう。レベル4のような強い痛みを感じる場合は、すぐに担当医に相談することをおすすめします。
▼インビザライン痛みのピークや期間は?知っておきたいタイムライン

インビザラインの痛みは、どのくらいの期間続くのでしょうか?また、痛みのピークはいつ頃なのでしょうか?
痛みのタイムラインを把握しておくと、治療期間中の不安を軽減できます。
◎装着初期〜中期〜後期の痛みの変化
インビザラインの痛みは、マウスピースの交換直後から始まり、数時間後〜24時間以内にピークを迎えることが多いです。一般的には、装着後2〜3日目が痛みのピークと言われています。代謝がよく歯が動きやすい人は、もっと早い段階でピークが来ることもあります。その後、4日目以降は徐々に痛みが軽減していきます。
時期ごとの痛みの変化をまとめると、以下のようになります。
時期 |
痛みの程度 |
症状 |
装着初期(1〜3日) |
強い |
歯の痛み、違和感、締め付け感、食事の際の痛み |
装着中期(4〜7日) |
中程度 |
初期よりも痛みは軽減するが、まだ違和感や締め付け感は残る |
装着後期(7日以降) |
弱い |
痛みや違和感はほとんどなくなる |
もちろん、これはあくまで一般的な傾向です。痛みの感じ方には個人差がありますので、ご自身の体感と照らし合わせてみてください。
◎痛みが長引く場合は?
ほとんどの場合、インビザラインの痛みは1週間程度で治まります。しかし、痛みが長引く場合や、耐えられないほどの痛みがある場合は、何か問題が発生している可能性があります。
痛みが長引く原因として考えられるのは、以下のようなものがあります。
|
痛みが長引く場合は、自己判断せずに、すぐに担当医に相談しましょう。小林歯科医院では、患者様一人ひとりの状況に合わせて適切なアドバイスと治療を提供いたします。お気軽にご相談ください。
▼インビザライン痛みの原因別対処法!自分に合った方法を見つけよう

インビザライン治療中の痛みは、その原因によって対処法が異なります。痛みを我慢し続けるのは辛いもの。自分に合った方法で痛みを和らげ、快適に矯正治療を進めましょう。
◎装着時の痛みへの対処法
マウスピースを初めて装着した時や、新しいマウスピースに交換した直後は、歯に圧力がかかるため痛みを感じることがあります。これは歯が移動している証拠なので、心配する必要はありませんが、痛みが強い場合は以下の方法を試してみてください。
対処法 |
効果 |
注意点 |
冷やす |
患部を冷やすことで、炎症を抑え、痛みを和らげます。 |
冷やしすぎに注意しましょう。 |
痛み止めを服用する |
市販の痛み止めを服用することで、痛みを一時的に抑えることができます。 |
用法・用量を守って服用しましょう。後ほど詳しく解説します。 |
装着時間を調整する |
痛みが強い場合は、装着時間を短縮してみましょう。ただし、1日の装着時間は必ず指示通りに守りましょう。 |
装着時間を短縮する場合は、歯科医師に相談しましょう。 |
◎食事中の痛みへの対処法
食事中は、マウスピースを外すため、歯が敏感になり、痛みを感じやすくなります。 特に、硬い食べ物や噛み応えのある食べ物は痛みを悪化させる可能性があります。食事中に痛みを感じる場合は、以下の方法を試してみてください。
対処法 |
効果 |
注意点 |
柔らかいものを食べる |
おかゆ、スープ、ヨーグルトなど、柔らかいものを食べるようにしましょう。 |
栄養バランスに気をつけましょう。 |
小さく切って食べる |
食べ物を小さく切って、よく噛んで食べるようにしましょう。 |
早食いは避けましょう。 |
◎取り外し時の痛みへの対処法
マウスピースの取り外し時に痛みを感じる場合は、無理に外そうとせず、ゆっくりと丁寧に外すようにしましょう。 特に、初めてマウスピースを外す際は、コツをつかむまで少し時間がかかるかもしれません。以下の方法も試してみてください。
対処法 |
効果 |
注意点 |
奥歯から外す |
奥歯からゆっくりと外すことで、痛みを軽減することができます。 |
爪を傷つけないように注意しましょう。専用のリムーバーを使うのもおすすめです。 |
鏡を見ながら外す |
鏡を見ながら外すことで、マウスピースの状態を確認しながら、丁寧に外すことができます。 |
焦らずゆっくりと行いましょう。 |
◎口内炎ができた時の対処法
マウスピースの摩擦によって口内炎ができることがあります。口内炎ができると、痛みで食事がしづらくなるなど、日常生活にも支障が出てしまいます。口内炎ができた場合は、以下の方法で対処しましょう。
対処法 |
効果 |
注意点 |
市販薬を使用する |
口内炎用の市販薬を使用することで、痛みを和らげ、治りを早めることができます。 |
用法・用量を守って使用しましょう。 |
歯科医師に相談する |
痛みが強い場合や、なかなか治らない場合は、歯科医師に相談しましょう。 |
自己判断で治療せず、専門家のアドバイスを受けましょう。 |
マウスピースの当たる部分を調整してもらう |
口内炎が繰り返しできる場合は、マウスピースが当たっている部分に問題がある可能性があります。歯科医師に相談し、調整してもらいましょう。 |
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これらの対処法を試しても痛みが改善しない場合は、自己判断せずに必ず歯科医師に相談しましょう。
▼インビザライン痛み止めガイド!選び方や服用時の注意点

インビザライン治療中は、歯が移動する際に痛みや違和感を感じる場合があります。痛みの程度には個人差がありますが、日常生活に支障が出るほどの痛みを感じる場合は、痛み止めを活用することで快適に治療を進めることができます。
ここでは、インビザライン治療中に服用できる市販の痛み止めや、服用時の注意点、そして痛み止め以外の痛みを和らげる方法について解説します。
◎おすすめの市販薬
インビザライン治療中の痛みには、アセトアミノフェンやイブプロフェンといった市販の鎮痛剤が有効です。これらの成分は、痛みや炎症を抑える効果があり、ドラッグストアなどで手軽に購入できます。
成分 |
商品例 |
特徴 |
アセトアミノフェン |
タイレノール、ノーシン |
胃への負担が少ないため、空腹時でも服用可能。 |
イブプロフェン |
イブ、バファリン |
解熱効果も期待できる。痛みや炎症の原因物質の生成を抑える。 |
ロキソプロフェンを含む痛み止めも効果的ですが、副作用のリスクも高いため、まずはアセトアミノフェンやイブプロフェンを試してみることをおすすめします。
◎服用する上での注意点
痛み止めを服用する際は、以下の点に注意しましょう。
- 用法・用量を守ること
決められた量以上を服用しないようにしましょう。過剰摂取は副作用のリスクを高めます。 - 空腹時の服用を避ける(イブプロフェンの場合)
イブプロフェンは胃への負担が大きいため、なるべく食後に服用しましょう。アセトアミノフェンは空腹時でも服用できます。
- 持病がある場合は医師に相談すること
持病がある方や他の薬を服用している方は、事前に医師や薬剤師に相談しましょう。
- アルコールとの併用を避ける
アルコールと痛み止めを併用すると、副作用のリスクが高まる可能性があります。
- 痛みが長引く場合は歯科医師に相談すること
痛み止めを服用しても痛みが改善しない場合や、痛みが長引く場合は、自己判断せずに歯科医師に相談しましょう。
◎痛み止め以外の方法で痛みを和らげるには
痛み止め以外にも、痛みを和らげる方法はいくつかあります。
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これらの方法を試しても痛みが改善しない場合は、我慢せずに歯科医師に相談しましょう。痛みを和らげる方法を一緒に考えてくれます。
▼痛みを軽減する工夫をしていた体験談
痛みを少しでも軽減するために、様々な工夫をしていた先輩たちの体験談です。これらの工夫を参考に、少しでも快適にインビザライン治療を進めていきましょう。
体験談 |
ポイント |
「新しいマウスピースに交換する時は、寝る前に装着するようにしていました。そうすることで、寝ている間に痛みに慣れて、朝起きた時には違和感が少なくなっていました。」 |
就寝時に交換する。 |
「冷たいものを食べると歯が少ししみる感じがしたので、温かい飲み物や食べ物を中心に摂っていました。痛みがある時は、無理に固いものを食べないようにしていました。」 |
食事に気を付ける。 |
「マウスピースの着脱時に痛みを感じることがあったので、丁寧にゆっくりと行うようにしていました。痛みを感じやすい部分は特に優しく扱うように意識していました。」 |
着脱は優しく丁寧に。 |
「矯正開始当初は、アタッチメントが頬の内側に当たって口内炎ができてしまいました。歯科医院で相談したところ、ワックスをもらってアタッチメントに貼ることで、口内炎を防ぐことができました。」 |
口内炎対策をする。 |
これらの体験談はあくまで個人の感想です。痛みの感じ方には個人差がありますので、ご自身の状況に合わせて参考にしてください。痛みを最小限に抑え、快適にインビザライン治療を進めていくために、当院では丁寧なカウンセリングとサポートを行っております。お気軽にご相談ください。
▼インビザラインで痛みを最小限にするためのQ&A
インビザライン治療中の痛みを最小限に抑えるために、よくある質問にお答えします。疑問を解消して、安心して治療を進めましょう!
Q. マウスピースの交換頻度はどれくらい?
一般的には1週間から2週間ごとに新しいマウスピースに交換します。交換頻度は、歯の動き具合や治療計画によって個人差があります。担当医の指示に従って交換するようにしましょう。
新しいマウスピースに交換した直後は、歯が移動する圧力によって痛みを感じることがあります。これは正常な反応なので、過度に心配する必要はありません。痛みが強い場合は、後述する対処法を試したり、クリニックに相談してみましょう。
Q. アタッチメントって何?痛いの?
アタッチメントとは、歯の表面に接着する小さな突起物のことです。これは、歯と同じ色のレジン(プラスチック)でできています。マウスピースが歯にしっかりと固定され、より効率的に歯を動かすために使用されるものです。
Q. マウスピースはどうやって洗うの?
マウスピースは、専用の洗浄剤または流水で優しく洗浄します。歯ブラシでこすると、マウスピースに傷がつき、細菌が繁殖しやすくなるため避けましょう。清潔なマウスピースを保つことは、虫歯や歯周病予防にもつながります。1日1回は必ず洗浄し、清潔な状態を保ちましょう。
▼【まとめ】インビザラインでの痛みは対処できる!快適な矯正生活を
今回は、インビザラインの痛みの程度や期間、原因別の対処法、痛み止めガイドを解説してきました。
インビザラインの痛みはワイヤー矯正と比べると少なく、痛み止めの服用で耐えられる程度である場合が多いです。痛み止めの服用に抵抗がある場合は患部を冷やしたり食事の調整をするなどして対処してみてください。
インビザラインを行いたいけれど、痛みへの不安を抱えている患者さまのお役にたてれば嬉しいです。
青森県五所川原市の小林歯科医院ではインビザライン認定のクリニカルスピーカーと連携し、患者様一人一人に適した治療計画を立てています。
インビザラインを検討されている方は、ぜひお気軽に無料相談へお越しくださいね。